低GPAに関する情報があまり巷にはないので、個人的な考えをお伝えしたいと思います。
GPA2.0以下でもアメリカのMBAトップスクールに合格することは可能だと思います。たぶんに運も作用したと思いますが、僕は実際にM7(注)の学校に入学することができました。(発信の自由度を高めるため、本ブログでは学校名は伏せさせて頂きます。)
受験準備当初は、ホントに受かるとは思っていませんでした。悲しいことにこの現実は大学卒業時点で既に認識していたのです。日本の大学を卒業したのですが、なんとその大学の成績表はアメリカの大学と同様のフォーマットで常にGPA計算で出されるのです。しかも、落としてしまった単位まで記載されている。。。なんて悲しいことか!「他の日本の大学では、落とした単位は成績証明書に出てこないのだから、僕のも見逃して!」なんて通用しない。アメリカ人も同じ条件。
GPA3.0以下はきびしいと良く聞きますが、僕はそう思いません。2.5程度でもトップスクールに受かっている人はたくさんいます。一部のスクール(州立系)以外は何とかなると思います。
低GPAで悩むより、その分GMATやTOEFLの向上に注力すべきだと思います。
以下に低GPAの人へのアドバイス。
①GMATの点数は、アベレージ以上を目指すべき。GPAもGMATも両方とも低かったら、間違いなく受からないでしょう。少なくとも、GMATは見栄えの良い点数を取りましょう。そうすれば、アメリカ人の好きなロジック「昔はあまり勉強が得意ではなかったが、努力して学力がついた」というようなことをエッセイに書けるようになります。
②大量出願すべし。州立大学は低GPAを取らないという話をよく聞きます。真偽のほどは分かりませんが、個人的な感想としては納得です。M7の学校に合格しましたが、UCLAからはインタビューのインビテーションすらありませんでした。その他には、UCBやバージニアなんかがGPAに厳しいと言われてます。いずれにしても、大量出願することによって、選考基準の多様化を図り合格の可能性を上げることができると思います。10校は出願したいところです。また、受験校のポートフォリオの中にHarvard, Wharton, Colombia等の大規模学校を必ず入れましょう。小規模の学校は、well-balancedな人を取る傾向がありますが、はやり大規模校の方が懐が深く、変わった人も合格させてます。
③GPAのことは忘れてしまえ!MBA受験の道のりは長いです。GPAのことを考えてしまうと、いくら努力をしても報われないんじゃないかという不安に襲われてしまいます。そのようなことを考えても何も変らないどころか、勉強も手につかなくなります。もう、MBA受験すると決めたなら、もうGPAのことは忘れてしまいましょう。ただ、エッセイを書くときは、正直に書きましょうね。私は、低GPAが他人との差別化要素だ!というような気持ちでエッセイを書きました。
以上、低GPAで悩まれている人の参考になればと。
注:アメリカ人はHBS, Stanford, Wharton, Colombia, Kellogg, Chikago, MITの7校のことをM7と呼びます。
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